ワインのコップ屋 タカハシヨシヒコ

ワインのコップ 中

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今回のワインのコップで、いちばん種類が多いのが「中」。
夜は家でワインを晩酌がわりに、というかただったら、
ほどよい大きさがあって、個性もつよい
この「中」が使いやすいかもしれません。

中といっても、一般的なステム(脚)つきの
ブルゴーニュやボルドーのような
大ぶりのグラスのボウル部分に匹敵する大きさ
(それでも、大きく感じるかも?)。
ステム(脚)がないことで、高さが抑えられていますから、
和食器とのなじみもよく、食卓にとけこみますよ。

「まる」「なか」「すっきり」「しゅっとしたなか」
「ラウンド」「どっしり」というふうに、
「中」は6種類に分類をしていますけれど、
じつはその差が微妙。

2脚以上をお求めになりたい、
というかたに提案したいのは、
「揃える」ことではなく、
あえてばらばらにお選びいただくこと。
宙吹きならではの「個体差」を楽しんでくださいね。

なお、慣れてくると片手で持てる形ですが、
最初のうちは両手でホールドしてください。
「大」ほどではありませんが、ワインを注いだときの
表面積と容積の大きさゆえに、香りがたまり、
口を近づけたときの香りは、馥郁たるものが。
スワリング(くるくる回すこと)で
さらにワインが開きます。

赤ワインを飲むことを想定していますけれど、
香りの高い白ワインを楽しむのにもいいですよ。


仕様

サイズ

高さ:約115〜130mm
最大横幅:約115〜130mm

重さ

約240g

知っておいてほしいこと

個体差について

「ワインのコップ」は
高橋さんのガラススタジオで
1点1点手づくりされています。
大・中・小それぞれ、
だいたいの大きさはねらってつくられていますが、
型で作るようには同じに出来ません。
個体差は個性としておたのしみください。

ガラス素材について

ガラスの素材はバリウムが含まれたソーダガラスです。
その原料に、毎日制作の時に出る切り端や竿についた
ガラスなどを混ぜて溶かします。
ずっとそれを繰り返すので鉄分が混ざっていって、
若干緑色になっています。その具合もそのときでいろいろ。
大企業の工場などでは、鉄が混ざらないように、
竿についたガラスは廃棄したり、
色を溶かす時だけに使いますが、高橋さんのところでは、
捨てるガラスが多くならないように、
なるべく溶かして使っています。

ガラスの脈理と泡について

ガラスの表面にたまに、脈理とよばれる筋のような、
または点のような跡が見られます。
これは完全に混ざりきっていない部分が、
薄く吹くことによって現れてきたものです。
これも大企業的には廃棄の対象ですが、
現れ方によっては、雰囲気とも景色ともいえると
高橋さんは考えていますので、製品として出荷しています。
小さな泡についても同様です。

洗い方について

ガラスのコップは、手でさわるだけで油分がつきます。
しばらく戸棚の中においておくと、
空気中の水蒸気によって表面が曇ってくることがあります。
気になったときは、ぜひ洗って磨いてください。
高橋さんが日常的に使っているのはメラミンスポンジという
洗剤のいらないスポンジです。お湯でそそぎ、
こするだけで、油分も完全にとれて
ぶりっとした感触になります、
全部の表面がこすられていればすぐにきれいになります。
布巾などの上に伏せておけば、それだけでもオッケーですが
ガラスを拭くための布をちょっと湿らせて拭くだけでも
抜群にきれいになります。
ちなみに、通常の木綿の布巾などで拭くと、
かえって糸埃がつくことがあります。

つよくおすすめはしませんが、
食洗機で洗っている方もいるようです。
機種によっては手で洗うよりきれいになるそうですが、
乾燥するときに水滴の跡がついてしまうとの
報告もありますので、注意してください。

花瓶として使うなど、水をいれっぱにしておくと、
蒸発していくときに、ガラスの内側に
カルシウムのような白いものが付着して、
とれなくなります。ご注意ください。

扱い方について

ガラスは衝撃に弱い素材です。
落としたり、硬いものとぶつけたり、
またガラス同士がぶつかったりすると
割れることがあります。
割れてしまったもの、ひびが入ってしまったものは
修理ができません。ご注意ください。


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