20年間、ふえつづけるハンカチ。

たのしみコラム2017-06-16

こんにちは、ほぼ日・ゆーないととです。
今日はひびのこづえさんのブースのご紹介をします。

ひびのこづえさんは、20年ほどかけて、
たくさんの種類のハンカチを作ってこられています。



こうしている今も、新しいデザインのハンカチが
できあがろうとしているのです。たぶん。
2011年に、ひびのさんにハラマキのデザインを
お願いしたときのこと。
それはそれはすてきなデザインを作ってくださり、
ニット工場さんがヒーヒー言いながら
細かいデザインを製品にして、すばらしいものができました。
そのときに、ひびのさんにあるお願いをされたのです。

「今回のデザインの中で、どれか一柄でもいいので、
毎年、出していただくことができたら、
うれしいなぁと思いまして‥‥。
1回で終わらせないでほしいなと思うんです」

とおっしゃったのです。
ひびのさんは、「なるべくずっと」という思いで、
ものづくりをされているので、
1回だけで終わらせないでほしい、というお願いでした。
(ぜひこちらをお読みください)


▲そのときにうまれた、「ある一日」のハラマキ

そのひびのさんの言葉は、
ハラマキチームをはじめ、ほぼ日の商品チーム、
さらにはほぼ日全体にも影響したかもしれません。
そのときまでは、どんどん新しいデザインを作って
ユーザーのみなさんをよろこばせようとしていたけど、
みんなが好きなデザインは、ずっとあってもいいんだ。
ということに気づかされました。
すごく気に入ったものがあったら、
クタクタになるまで着つぶして、
同じデザインのものがほしいと思うときが、わたしにもあります。
それくらい気にいってもらえる、
そういう「ものづくり」をできたらと、わたしたちも思いました。
そこから、ハラマキの「ある一日」は
手帳のカバーオンカバーになったり、
タオルになったり、
ハラマキとしても何度も復刻して、
ずーっと愛されているものになりました。
もちろん、ハンカチにもなっています。


▲「ある一日」のハンカチ

そのお話しを伺うと、
こうやって、ひびのさんが20年間作り続けてきた
ハンカチのアーカイブを見る目も、変わります。
ひびのさんとしては、
「なるべくずっと」「一生売っていく」ものを
作って送り出しているのです。

3月の「生活のたのしみ展」のときにも、
そのたくさんのハンカチは、たくさんの人に
よろこばれていました。
たくさんある中から、好きなものを探すのも
たのしかったようです。
中には、
「わたしが友達からもらって、気に入って使ってる
ハンカチって、ひびのさんのデザインだったんだ!」
「あ、わたしこれ持ってる! あ、これも!」
という方も、何人もいらっしゃいました。
そうやって、たくさんの人に、
ずっと大事に愛されているのです。




今回「生活のたのしみ展」ウェブストアでは、
ハンカチの一部と、アクセサリーの一部を
取扱っています。
ぜひ、お好みのものを探してみてくださいね。

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