小林和人さんとの出会いは2011年のこと。
吉祥寺の「OUTBOUND(アウトバウンド)」で、
ラオスで布をつくっておられる
谷由起子さんの展覧会が開催されていて、
取材にうかがったのがはじまりでした。
■布のきもち。~ラオスの布・谷由起子さん篇
■布のきもち。~谷由起子さんからMITTANさんへの手紙編。

「ふつうは店頭で売られている状態が100で、
使ううちに次第に目減りしていくものですが、
長く使えるものは、使うほどに価値があがっていく。
『経年美』というんですかね。
そういうものが大事だと思っています。」
そう語る小林さん。
小林さんのお店では、
いつも、作り手の顔が見える
興味深い品々の展覧会や、
販売会をされているなあと
1ファンとして通っていましたが、
生活のたのしみ展で
やっとご一緒できる機会を得ました。わーい。

吉祥寺の「OUTBOUND(アウトバウンド)」も
代々木上原の「Roundabout(ラウンダバウト)」も、
足を踏み入れるとずっと居たくなってしまう、
そんなお店です。
棚のなかを探れば探るほど、
予想もしていなかったモノが出てきます。
おもしろいモノがつまっている箱を
ひっくり返したときのような、
骨董市に行ったときの興奮するような、
掘り出し物を探すときの
ワクワクした気分でいっぱいになります。
小林さんは、「生活のたのしみ展」でも、
会場にヴィンテージの木の箱を積み上げて棚を作り、
そこに、たっぷりとアイテムを並べてくださいました。
たっぷり‥‥ほんとうにたっぷりで、
搬入前に小林さんから届いた荷物を倉庫で見たときは、
とほうもない気持ちになりました。
これは‥‥3トントラックに入りますか?
会場は8畳ですけど収まりますか?
心配で搬入前夜はそのことばかりが気にかかっていましたが、
いざ搬入がはじまったら、すべてがすっと収まったのでした。

▲生活のたのしみ展のオープン前の様子。
そんなわけで、「小林和人の道具店」は、
生活のたのしみ展web販売でも、たっぷりの品揃えです。
250以上のアイテムを販売します。
実は、「OUTBOUND」、「Roundabout」ともに、
webでの販売は行っておられません。
ですから、なかなかない機会でもあります。
250以上あるアイテムのなかには、
宮城県の「白田のカシミヤ」さんとコラボした
OUTBOUNDオリジナルの
リネンニットショール(3種類)もあります。

いまでは珍しくなった手動手編み機で編んだこのショールは、
素材がリネンなのに、やわらかくやさしい肌ざわり。
さらっとしながらも、やさしく首をつつみます。
リネンらしいはりのおかげで、
巻いたときにおしゃれな質感が出ます。
短めなので、家事や仕事をしているときにじゃまになりませんし、
女性にも男性にも似合うのでペアで使ってもいいかも。
真冬以外の3シーズン重宝しそうです。
どうぞ、たのしみになさってくださいねー。