W-27
TAMPICO
W-27
TAMPICO
フランスのひとたちが、家で、庭で、
買いものに、毎日のように手にとって使う、
生活の「道具」として愛されるバッグ。
道具だからこその素朴さ、「たくさん入る」
「丈夫」という機能だけではなく、
使うひとの心をゆたかにしてくれる、
うつくしさと、たのしさ。
そんな「タンピコ」がショップをつくります。
めずらしいカラーのアイテムや、
一点ものもたくさんありますよ!
「ほぼ日」で、シーズンごとに新作を紹介している
フランスのバッグ「タンピコ」。
市場にでかける、庭の手入れをする、
海岸でくつろぐ、家をととのえる、などなど、
フランスの人たちの
「ふだんの暮らし」からうまれた布のバッグです。
タンピコがつくられているのは、
パリから南西に約500㎞、南フランスの、
「Mussidan」(ミュシダン)という町。
もう少し足をのばせばワインの産地
「Bordeaux」(ボルドー)、
さらに進めば、真っ白な砂の海岸線がひろがる、
フランスでも有名な避暑地、アルカションがあるエリア。
ミュシダンは、大自然に囲まれた、のどかな田舎町で、
タンピコは、1990年、この町で、
ニコルさんという女性がつくりはじめました。
▲ニコルさん(右)とパートナーのディディエさん(左)
ニコルさんが青春をすごし、
現在は週末を楽しむ、アルカション。
いま暮らしている、ミュシダン。
「ふたつの土地がなくては、タンピコは生まれなかった」
とニコルさんがいうように、
タンピコのバッグには高級リゾートのかっこよさと、
気どらない田舎の親しみやすさのどちらもが感じられます。
そして、のびのびと自由。
口はおおきく開いたままですし、
ポケットはないのがふつう。
(だから、貴重品をそのまま入れるのは、
向いていませんよ!)
荷物をたくさんはこぶという目的以外にも、
部屋において本を入れたり、
クッションをまとめたり、
というふうに、インテリアとして使う人もいるのだそう。
ニコルさんたちはもちろんのこと、
タンピコを使う人たちにとってこのバッグは、
家でも外でも一緒にいられる
「頼りにできる相棒」なのかもしれません。
オンリーショップをもたないタンピコですから、
ラインナップがいちどに見られる機会は、
とてもめずらしいことです。
「生活のたのしみ展」では、
日本の現在の代理店であるスタンプスが
扱いはじめてから6年間のサンプル、アーカイブを
一気に放出します。
サンプルというのは、
「次に、こういう新作がでますよ」とか、
あるいは日本側から
「こういうバッグをつくってください」とお願いして
つくられる、最初の見本のようなもの。
そのまま量産化されることもありますし、
微調整をする土台になることもありますし、
なにかの理由でお蔵入りになることもあります。
かたちはおなじでも
「この色じゃなくて、この色にしよう」
ということもあるわけです。
ということは。
今回、ここにならぶのは「一点もの」がほとんど!
今では展開していないカラーや、
ちょっとおもしろい素材のバッグもありますよ!
宝探しのように、楽しんでくださいね。
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春のタンピコ。
2019