コップ屋タカハシヨシヒコ Salad! サラダのうつわ
赤ワインにぴったりの、大きなコップです。
おそらくみなさんがお持ちの赤ワイングラスよりも
ステム(脚)がないぶんだけ背が低く、
ボウルの部分は大きいのではないかと思います。
はこぶときは両手でどうぞ。でも慣れてくると、
片手でもホールドできるようになりますよ。
すごくいっぱい入るので、飲みすぎ注意です。
「大」には横顔が丸みを帯びた
固太りな感じの「ラウンド」と、
きりりとした直線的な印象の「シャープ」があります。
高橋さんの工房では「ラウンド」を「勝新」、
「シャープ」を「高倉健」と呼んでいた、
という話もあるくらいで、この大きさと迫力は
いかにも男性むけと思われるかもしれませんが、
「生活のたのしみ展」六本木ヒルズでは、
あえてこの「大」を選ぶ女性も
多くいらっしゃいました。
高橋さんのワインのコップは、
飲むときにすっと背筋が伸び、
顎をくいっとあげる必要があるので、
食事の所作がとてもきれいになります。
(猫背で飲むことはできないのですよ!)
そしてこの大きさをあえて女性が使うことで、
独特のかっこよさが生まれるように思います。
ワインを入れると、液体の表面積が大きいことと、
容積がたっぷりあるので、
ボウルのなかに香りがたまって、
鼻と口から入るアロマがすさまじい。
スワリング(くるくる回すこと)をすると、
「むせかえるほど」と言ってもいいほどです。
(じっさいはむせたりはしないと思いますけれど、
ためしに日本酒を入れてみたら、
むせてしまいました。)
このグラス、お客さんに出すと、
絶対に驚いてもらえます。
「それが楽しくていくつも揃えたくなるんです」
という声もきかれました。