artos Book Store・本屋B&B

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ふたつの元気な本屋さんが共同で
「生活のたのしみ展」にお店をひらきます。
ひとつは、島根県松江市にある
artos Book Store(アルトスブックストア)さん。
もうひとつは、東京の下北沢にある
本屋B&B(ビーアンドビー)さん。
どちらも、いわゆる「街の本屋さん」なのですが、
ネット書店や電子書籍などが台頭するなか、
「これからの本屋はどうあるべきか」を考えて、
本のセレクトに個性を出したり、
ユニークなイベントを開催したりと、
さまざまな工夫で注目を集めているんです。

今回はそのふたつの本屋さんが
「生活のたのしみ」をキーワードに集めた
約1,000種類の本を販売します。
おもしろいのは、本をジャンルでえらばず、
「美しいということ」「心と身体」
「おいしい」といった8つのテーマをもとに、
双方のおすすめの本をえらんでくださったこと。
同じテーマでも、
えらぶ本は全然違っているそうで、
それぞれの棚に、どんな本が並ぶのか
ながめるだけでもたのしいですよ。

当日は、artos Book Storeの店主ご夫妻と
本屋B&Bのスタッフの方がいらっしゃいます。
書店員さんとじっくりおしゃべりする機会って、
ありそうでなかなかないもの。
「いまの気分におすすめの本」
「書店員さんが好きな一冊」
など、どんなことでも、
当日はどんどん聞いてくださいね。
また、オリジナルノートやトートバッグ、
ブックスタンドといった、
お店で人気の雑貨もご用意しています。
そちらもあわせておたのしみに!

artos Book Storeのこと。

artos Book Storeは
島根県松江市にある街の本屋さんです。
店主の西村史之さんは、
25年前にご両親から「西村書店」を受け継ぎました。
それまでは、ジャンルを問わずに新刊を扱う
いわゆる普通の本屋さんだったのですが、
2005年の春に店名も含めて全面リニューアルし、
奥さまといっしょに、衣食住をテーマにした
提案型の書店「artos Book Store」を立ち上げます。
そのきっかけを西村さんにうかがいました。

「みなさんご存知の通り、
本屋にとって厳しい時代が続いています。
若者の読書離れがあったり、
コンビニエンスストア、ネット書店が出現したりと、
いろんな要素が重なって、
全国の小さな本屋がどんどん消えていく。
そんななかで、同じ分野で勝負しても勝てないのなら
何をすべきか、と考えた結果、
逆に間口を狭めて、うちの本屋を必要としてくれる
お客さまに出会いたい、と思ったんです」

そんな折、西村さんに
今後のヒントになるようなできごとがおこります。

「近所に高級志向のスーパーから
本を置きたいという話がありました。
それも、よくある週刊誌や料理雑誌ではなく、
もっと趣味性の高い本を置きたいということで、
ぼくに棚作りを任せてくださったんです。
当時、料理の本ってそれほど出てなかったんですけど、
全国から、これはいいなと思う
料理の本を集めて棚を作ったら、
ものすごい反響がありました。
必要な本に出会う機会さえ作ってあげれば、
お客さんには喜んでもらえるんだ、ということを
実感しましたね。
これに手応えを感じて、自分のところでも
衣食住に特化した棚作りをしようと決意したんです」

そうして、奥さまと二人三脚で、
自分たちが本当にほしい本は何か、
互いの好みを合わせながら、
一からお店を作り上げていったそうです。


▲西村さんご夫妻。

西村さんは、本を販売するだけでなく、
本の世界を感じてもらえるようなイベントにも
どんどん取り組んでいます。
例えば、なかしましほさんを招いた
お菓子教室を開いたり、
ハンバートハンバートさんのライブを行ったり、
本の中身に一歩踏み込むような提案を意識しているそう。

「『あそこに行けばなにかあるかも』と、
期待してもらえるような書店で
ありたいなと思っています」
と西村さん。
今では『世界の夢の本屋さん2』(エクスナレッジ)
にも掲載されるなど、
街の元気な本屋さんとして、
遠くからもお客さんが訪れるような、
きらりと光る存在になっています。


▲『世界の夢の本屋さん2』


▲店内の柱には福田利之さんやなかしましほさんのサインが。


▲西村さんがもともと娘さんのために家具職人さんと作った
オーダーメイドのブックスタンドは、たいせつな本を美しく見せます。
たのしみ展でも販売します。

本屋B&Bのこと。

本屋B&Bは、東京・下北沢にある本屋さんです。
幅広いジャンルの本を、
一点ずつえらんで取り揃えているほか、
営業時間中はいつでも
美味しい生ビールが飲めたり、
毎日トークショーなどのイベントを行っていたりと、
既存の「本屋さん」という枠にとらわれない、
自由でたのしい大人の空間を作り上げています。

この店ではたらく、寺島さやかさんと
松井祐輔さんにお話をうかがいました。


▲寺島さん(左)、松井さん(右)。

「うちは、2012年に博報堂ケトル代表・嶋浩一郎と
NUMABOOKS代表・内沼晋太郎が共同で開いた本屋です。
だんだん消えつつある
小規模な書店業にあえてチャレンジして、
潰れずに続けていけるやり方を模索していこう、
という思いのもと、はじまりました。
本1冊あたりの利益はわずかなので、
利益を本だけに頼っていれば、
売れる本ばかり置いてしまって、
自分たちの好きな本棚が作れなくなります。
そんな問題で苦しんでいる本屋さんも多いので、
自分たちは、ちゃんと好きな本を置けるように、
他のところで利益を取ろうと考えたんです。
その核となるのが、
本棚などの家具を売ること、
毎日イベントをすること、
そしてビールなどのドリンクを出すこと、の3つでした。
B&Bは、BOOK&BEERという意味なんです」
と、寺島さん。

毎日イベントがあって、
しかもビールも飲めちゃう。
それって、かなり画期的な試みではないでしょうか。

「そうですね。最近はイベントをやったり、
ドリンクを出したりする本屋さんも
増えてきたんですけど、
本屋B&Bを開いたころは、
結構センセーショナルな感じだったんです。
トークショーも、ビールを飲むことによって
話し手が饒舌になることもあります(笑)」
と松井さん。


▲お店に置いてある椅子や本棚などの家具には
値札がついていて、購入できます。


▲近隣に住む作家さんといっしょに作った本も。
吉本ばななさんの『下北沢について』は、
本屋B&Bが発行元となり、下北沢で働くみなさんのチームで作ったそう。

どんなお店?

今回の出展にあたり、どんな本をセレクトするか、
という話をしていたときのことです。
仕事、料理、というふうにジャンルで分けてしまうのも
なんだか枠を決めるようでつまらない。
そんな思いから、ふたつの本屋さんは話し合って、
本をえらぶためのテーマを8つ、決めてくださいました。
それがこちら!

  • ・美しいということ
  • ・心と身体
  • ・おいしい
  • ・自然のふしぎ
  • ・子どもと親で読んでほしい
  • ・それぞれのくらし
  • ・これからのはたらき
  • ・ことばを読む。ことばを綴る。

「こうやって言葉にすると、
広がりが生まれると思うんです。
同じ言葉をもとにしても、えらぶ本は全然違うと思うし、
『それぞれのくらし』というテーマだったら、
たとえばアルトスさんは建築や建物系の本、
本屋B&Bは旅行記やエッセイが並ぶ、
みたいな違いがありそうかなと思っています。
『あ、アルトスさん、こう来たか』って思えそうで
ぼくもたのしみにしているんです」
と本屋B&Bの松井さん。

「なるべく店頭にある定番の書籍を揃えて、
いつものアルトスの棚が再現できればと思っています。
本を手に取った瞬間から時間の流れ方が変わるような、
そんな棚作りができればいいですね」
と、アルトスブックストアの西村さん。

それぞれの選書は、棚を分けてディスプレイするので、
その違いもぜひたのしんでくださいね。
並ぶのは本だけではありません。
ブックスタンド、トートバッグ、コーヒー豆といった、
それぞれが扱っている人気商品も
ご用意してお待ちしています。

  • ●artosのブックスタンド(M)
    仕切り板が取り外せ、本の厚さに合わせて使えます。19,000円(税込)

  • ●artosのオリジナルコーヒー
    広島のMOUNT COFFEEさんが
    ブレンド。1,296円(税込)

  • ベア1号

    ●本屋B&Bオリジナルトートバッグ
    吉本ばななさんの『下北沢について』表紙絵の大野舞さん描き下ろし。
    1,836円(税込)

  • ●自費出版や海外の本や雑誌も。
    たとえば台湾発・日本を紹介する雑誌
    『秋刀魚』。

当日並ぶのは、実用書、エッセイ、文学、
マンガなど約1000冊! どうぞおたのしみに。

▼「artos Book Store」の公式サイトはこちら。
「artos Book Store」

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