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Lima 7192 ガラスのジュエリー

Lima 7192

「ほぼ日」で初登場の「Lima7192」。

ジュエリー作家の宮下万里さんが、
ガラスを用いて制作する、ジュエリー・ブランドです。

水滴や、氷などをモチーフとした特徴的なジュエリーは、
まるで本物のようなみずみずしさ。

透明なガラスが肌になじみ、主張しすぎることなく
装う人と一体になって美しさを引き出します。

ガラスは「割れたら終わり」じゃない。

富山にあるガラス造形研究所で、
ガラスの技法を学んでいたという宮下さん。

毎日ガラスと向き合うなか、たとえばグラス類などは
「割れたら終わり」というのがガラスの運命。

そこにさみしさを感じていた時期があったと言います。

けれども「ホウケイ酸ガラス」という種類のガラスと出会い、
それでジュエリーをつくったことが、
現在の活動のきっかけとなりました。

「ホウケイ酸ガラス」は、私たちの身近なものでいうと
試験官や、ビーカー、フラスコなどの実験器具や
耐熱食器などにも使われている、
多少の衝撃に耐え、割れや欠けも溶かし直せるガラス素材です。

「ホウケイ酸ガラスは、割れたり欠けたりしても、
もう一度火に入れて溶かすことで、キズが直せますし、
もしかしたら、よりよいものに変化させることができる。

割れても終わり、じゃないんですね。

脆さもあり、強さもあるというのが、
このガラスの魅力だな、って思っています」

ガラスですから、
使っていくうちに汚れがついてしまっても、
食器と同じように食器用漂白剤につけ置きをしたり
食器用洗剤をつかって、
ご自宅でカンタンにお手入れができます。

1点ずつ、手づくりです。

宮下さんのつくる「Lima7192」のジュエリーは、
型などがなく、1点1点手づくりです。

ほとんどが同じかたちになるようにつくられていますが、
よく見るとそれぞれに個性があります。

そしてデザインによっても表情が様々。

同じガラスという素材を使っているとは思えないほど、
つける場所や、肌なじみ、
またガラスの粒の大きさによっての光の反射などが異なります。

「そのひと」と「そのジュエリー」の組み合わせで、
ほかのだれともちがうちがった表情がうまれ、
それぞれ異なる美しさを放ちます。

▲ひとつひとつ、ガラスの粒を作っているところ。

ガラスの粒は、ずっと熱し続けていると
作った粒が溶けて無くなってしまうので、
火の中を出したり入れたりを繰り返しながら、
ひとつひとつ、ていねいに粒を作っています。

こうした地道で繊細な作業が、
美しいジュエリーの数々をつくりだします。

こんな作品がならびます。

ガラスでできたリングやピアス、ネックレスが並びます。

価格帯は、6千円台から1万円程度。

リングは少しずつ微妙な個体差があるので、
ぜひ、実際に手にとって、
ぴったりくるものを探してみてくださいね。