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アンティークボタンで愉しむ
ジュエリーのお店

CO-

東京・馬喰町にある、ボタンやジュエリーのお店、
「CO-」(コー)さん。

現代もののオリジナルボタンだけでなく、
アンティークのボタンも数多く取り揃えています。

このお店は、もともと、
ニットデザイナーの三國万里子さんの
行きつけのお店でした。

今年の春、「スール」というプロジェクトで
チョッキ用のヴィンテージボタンを仕入れたのが、
「ほぼ日」では初めてのご紹介でした。

「スール」で販売したボタンは、
チェコ製で、不思議なフランス語が刻まれた
メタルのボタンだったのですが(現在は完売しています)、
そのフランス語の意味は“糸を切らない”。

仕入れた理由は、この品物がかわいかった!
‥‥からなのですが、
そのボタンについて、熱く解説をしてくださった
「CO-」買い付け担当の
小坂直子さんのお話が、また、おもしろかったのです。

「この、チェコのメタルボタン、
糸切れしないことが、
わざわざボタンの表に書きたかったくらい
自慢だったんだ! と、今、気がつきました。

というのも、メタルのボタンって、
糸が擦れて切れやすいんですよ。
だから軽くして、
コーティングをかけて糸切れを防いだんですね。

これは当時としては、かなり画期的なことだったはず。
ダイレクトすぎるこのコピーに、
今更ながら、ちょっと感動しました」

長く、たくさんのボタンを扱ってきた小坂さんが、
「ヴィンテージボタンは、
小さい中に時代感やストーリーが詰まってるんです。」
と教えてくださって、
わたしたちも、そのボタンがつくられた時代に思いを馳せ、
なんだかうっとりした気持ちになりました。

小坂さんを通して、「CO-」さんの扱っている
ボタンの世界を、もっと広く知ってもらいたい。

それが、今回、「生活のたのしみ展」に
おまねきしたきっかけでした。

「CO-」さんは、ボタンを、
実用品として服につけるという使い方だけでなく、
リングとして、ブローチとして、など、
広い装い方の提案をしています。

そのためのアクセサリーパーツも、
オリジナルで作っていますから、
そんな「ボタンの世界をまるごと」
お届けできたら、と考えています。

ジュエリーとしてのボタン!

今回のお店には、「CO-」さんおすすめのボタンが並びます。

普通にお洋服につけるようなタイプのボタンも販売しますし、
アンティークものも、現代ものも取り揃える予定です。

「CO-」さんの扱うボタンは
美しさとか、使いやすさだけでなく
遊び心や、ユニークな背景があるなぁ、と感じていたのですが
それは、買い付けのときに、物語性のあるアイテムや
「これに合わせたい!」とイメージが湧くようなアイテムを
チョイスするようにしているから、と教えていただきました。

なかでも、「生活のたのしみ展」では
はじめての方でもボタンの世界を楽しめるように、と
アンティークボタンの入門編になるようなものを
色々準備してくださるので
見ているだけでも楽しいと思います。

そして、そのボタンを「ジュエリーとして使う」ための
パーツも、一緒にご紹介。

小坂さんも、毎日お店に立ってくださるので、
ぜひお話もいろいろ聞きつつ、
ボタンの世界を楽しんでください。

ざっと「こんなものですよ!」とご紹介しますと、
まずヴィンテージものは、こんな感じです。

△Bakelite Button(ベークライトボタン)*世界初の人工プラスティックベークライトのボタン 1930年代 5400円+税

△Coronation Button(コロネーションボタン)*ジョージ6世戴冠の年に作られたユニオンジャックのボタン 1930年代 6000円+税

△Shell Button (黒蝶貝のボタン)蹄鉄のデザインをあしらった貝ボタン 6800円+税

△Picture Button (お花のメタルボタン) 3200円+税

△Picture Button (鳥のメタルボタン)   8000円+税

△Picture Button (お花とトカゲのメタルボタン)   8000円+税

現代のボタンもあります。
世界のおもしろいボタンをたくさん見てきた小坂さんが
そこからヒントを得て作った、CO-オリジナルのボタン。
他にはないデザインがいっぱい!

△シルエットボタン(バレリーナ、ウサギ、ツバメ、グローイング、ムーン、ネコ)1620円

△コーヒー豆ボタン(Itarian roast、Medium roast)1296円

△うまブローチ(馬:クリーム、ブラウン、こげ茶の3色×ひも:赤、黄、青の3色のかけあわせで、計9種)648円

△クローバーボタン(白、グレー(黒蝶貝)、青、緑)972円

△レコードボタン(EP 青、EP 赤)810円

△レコードボタン(LP 緑、LP 黄色)972円

△プリント貝ボタン(蝶々、青い鳥、赤い鳥、きつね、どんぐり、蜂、クローバー、キノコ)378円

なお、「生活のたのしみ展ウェブストア」でも、
この「現代もの」を、販売します。

「CO-」さんの手がけるボタンは、
「ほぼ日」では3回ほど販売しましたが
毎回予想以上にすぐに完売してしまう、
人気アイテムです。
(「CO-」さんもわたしたちも毎回びっくりしています)

たのしみ展の会場では、1点ものも多く出る予定なので
ぜひ「これ!」というものを見つけにいらしてください。

服につけるだけでなく、
ジュエリーとしてもどうぞ、という、CO-ならではの提案は、
ボタンの使い方、考え方が、ぱあっと開けると思います。

個性的なボタンを服につけるのは
ちょっと勇気がいるなぁ、という方も、
ヘアゴムに通したり、ブローチにしたり‥‥など、
気軽に楽しんでもらえたらうれしいです。