何気なく使っているものの 美しさを再発見する。

たのしみコラム2017-03-14

「Roundabout」と「OUTBOUND」の店主である
小林和人さんの「生活のたのしみ」を
うかがってみました。

「ふだん使い慣れているものって、
じつはちゃんと見ていませんよね」

‥‥そういわれると、いつも使っているものを
まじまじと見たりすることって、
あまりないかもしれません。

「いつも何気なく使っているものを
あらためてじっくり見てみることで、
はじめてそれを見たときのような気持ちになったり、
その魅力を再発見したりできます。
そういう瞬間は、やっぱりたのしいです。
たとえばRoundaboutで扱っている
ステンレス製の台所用品を見て、
『派手さはないかわりに、
誰かに見られることを意識していない、
実直さがあるな』と思ったり、
ラオスの谷由起子さんがレンテン族の人々とともに作る
豆敷の刺繍模様の1つ1つに、
厳しい環境で暮らす人々の凄みと、
作った人の個性があらわれているのを発見したり、
一見すると石ころのように見える
熊谷幸治さんの土の作品でも、
それがあるのとないのでは空間の質が
ぜんぜん違って感じられるな、と思ったり」



「それから『経年美』も、そうですね。
使いこんだ革製品にシワができたり、
色が変化して表情が増しているのに
気づくとしみじみします。
そういう時とともに増していく価値を
使い手と共有したいから、
店で扱うものも、
すぐ壊れたり使えなくなったりするものじゃなくて、
長く使えて愛着がもてるものを
提案していきたいと思っています」

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