NAOT

NAOTの育てる靴

革靴なのに、スニーカーのような履き心地。
体重をかけるとインソールが自分の足の形に沈み、
徐々に「自分だけの靴」に育っていく、
歩きやすくて疲れにくい「NAOT(ナオト)」。
イタリア製の本革を使い、
イスラエルでつくられている靴です。

現地と密なやりとりをしながら、
日本で「NAOT」を紹介している
奈良の宮川敦さんたちが、
「生活のたのしみ展」でお店をひらきます。

NAOTのスタッフはお客様と一対一で
足の形をみながらフィッティングをします。
足に合わなくて靴を選ぶことを
あきらめてほしくないからなのです。
ちょっとめんどうですけれど、
ながく、快適に履いていただくために、
そんな方法をとっているんです。
人間工学に基づく研究から生まれた靴ですけれど、
そうやって「手」や「目」で最後の調整をすることを、
「NAOT」ではとても大事だと考えています。

「いい靴は、素敵な場所へ連れて行ってくれる」
それが宮川さんの「NAOT」への思い。
「生活のたのしみ展」では、
いっしょに旅に出たい靴や、
日常履きの靴、
ビジネスやフォーマルでも使える靴まで
たくさんの「NAOT」を揃えます。
もちろん、人気のサボも、ありますよ。

  • ●IRIS(アイリス)
    NAOTの定番のサボ。
    カラーバリエーションも豊富です。
    21,600円(税込)

  • ●OLGA(オルガ)
    歩きやすくシンプルなデザインの
    ストラップシューズ。
    21,600円(税込)

  • ●DIRECTOR(ディレクター)
    上品なフォルムに白いステッチの
    メンズの靴。
    28,080円(税込)

  • ●EIGER(アイガー)
    シンプルで素朴なデザインの
    メンズの靴。
    25,920円(税込)

NAOTってどんな靴?

奈良の旧市街にある「NAOT」のお店。
どうして奈良に?
宮川敦さんってどんな人?
‥‥という話については、
「ほぼ日」のコンテンツ
「世界を回って、故郷で見つけた。」
くわしいのですけれど、ざっと説明をしますと──。

「NAOT」は、もともと、宮川さんの
お義母さんが経営するセレクトショップで
扱っていた靴でした。
ところがあるとき「NAOT」を扱っていた商社が
輸入中止を決めます。
履きやすいと好評だった靴が手に入らなくなって
残念に思っているお客さまがいるなか、
商社をやめ、夫婦で世界旅行に出ていた
宮川さんが戻ってきます。
やはり「NAOT」の靴が大好きだった宮川さんは、
「だったら自分で仕入れよう」と決意。
イスラエルから直接仕入れをすることになりました。


▲宮川さん。外資系の商社を辞めて世界を放浪した過去も。
今もイスラエルには靴の買い付けに年に何度か行かれるそうです。

段ボール1箱、わずか16足の輸入販売から始まった
「NAOT」ですが、今では東京にもお店を構えるほどに。
派手な宣伝をせずとも、口コミでお客さんがふえ、
多くのひとがリピーターとなった結果です。
そういえば「ほぼ日」も、
スタイリストの轟木節子さんが撮影のとき
履いていた白いサボがすてきで、
どこの靴なんですか? と聞いたのが、
「NAOT」との出会いでした。

宮川さんは、イスラエルでつくられた靴を
そのまま輸入しているわけではありません。
日本人向けの色や、季節に合ったデザインなどを考え、
現地に交渉に赴いて発注をしています。

「NAOT」の靴の最も大きな特徴はインソールです。
主な素材はコルクで、足裏に直接触れる面は
スエード素材でできています。
革靴といえば蒸れが気になる方も
いらっしゃるかもしれませんが、
コルクもスエードも吸湿性があるため、
夏でも快適に履くことができます。
しかも履き込んでいくと、
「自分の足型に育ったインソール」が
足裏のアーチをしっかり支えてくれるため、
長く履いていても疲れにくくなります。
外反母趾や扁平足などで
「合う靴がなかなかない」と悩む方にも
喜ばれています。
また、イタリア製の上質なやわらかい牛革を
使用しているので、
履き込むほどに経年変化もたのしめますよ。
インソールや靴底は取り換え可能。
長く、だいじに履いていただくことができます。


▲奈良店の店内には、8年と14年、
それぞれ履き込まれた靴が展示されていました。
「履きジワや色の変化が出てきて、
愛着が持てる自分の靴に育っていくんです」と宮川さん。


▲大人気の白いサボは夏にも大活躍。
これは福田利之さんがイラストを施したもの(こちらは非売品です)。


▲「NAOT」は修理をしながら
長く履いていただける靴です。
店頭では購入後もお手入れ方法についての相談ができます。

また、「NAOT」はつま先にゆとりがあるので、
歩きやすく、脱ぎ着しやすいのもいいところです。
「奈良はお寺が多いので、靴を脱ぐ機会が多いんです。
そういうとき、『NAOT』の靴だと脱ぎ着しやすい、
という声をいただいています」

どんなお店?

「生活のたのしみ展」では、
「NAOT」の直営店のように、
奈良から「NAOT」のスタッフの方が来て、
フィッティングをおこないます。
カラーや印象の相談をしながら、
お客様の足の特徴にあわせ
一緒に、より履きやすい靴選びをしたり、
革の調整も承ります。

つまり、このお店では、「すぐにお持ち帰り」ができません。
もちろん「お買い物」をしていただけるのですが
奈良の本店で、その人に合った調整を行ない、
後日、宅配便でお届けするというかたちです。

このフィッティングの時間も、到着待っている時間も、
「NAOT」とすごす時間だと考えていただけたらと思います。
どうぞ、どんどん話しかけてくださいね。
スタッフの数に限りがあるため、
いちどに大勢のかたの相談を受けることが
できないことがあるかもしれませんが、
もし誰も手が空いていないというときは、
どうぞ自由に、試し履きをしてみてください。
まずは「NAOT」の履き心地を
体感してもらえたらと思います。


▲宮川さんとスタッフのみなさん。

▼「ほぼ日」での宮川さんのコンテンツはこちら。
「世界を回って、故郷で見つけた。」

▼「NAOT」の公式サイトはこちら(奈良・東京)
https://naot.jp/